--- STORY 1 ---
高校時代からの、夢が、いま。
「うちの両親は建売を買いました。新築ってパッケージでしょ。
好きなようにできなかった。母はいまだに、この壁いらないのよ、なんて後悔してます。
そんな母の思いを見ながら育って、高校の頃リノベーションというものがあることを知りました。
将来、絶対これをやりたいと思いました」
待ちに待った、Sさんの夢を実現する機会。しかし、気にかかることがあった。
すでにマンションの購入が決まりかけていたのだ。
「物件からお世話にならないのは申し訳ないと思ったんですが、
とりあえず行ってみよう、とアイ・クルールを訪ねたんです。
そうしたら、全然だいじょうぶ、と言ってくれたんです」
もう一つの問題は……
ご主人はあまり乗り気でなかった。新居に住むにあたり、
和室をフローリングにするくらいしか考えてないご主人を、どうしたら説得できるか。
しかしその心配も、程なく解決した。奥さんの熱意が、
そこまで言うなら夢を叶えてあげたい、というご主人の合意へとつながった。
「アイ・クルールさんは決して押し付けるところがなく、寄り添って話を聞いてくれた。
予算のことも率直に話せた。私も、これならまあ、と思うようになりました」
