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予算に負けない
リノベーション。

リノベーション費用600万円。金額の壁を越えた、建築家との物語。

--- STORY 1 ---

衝動的に、家を買っちゃいました。

玄関を開けて目に飛び込んでくるのは、美しく深みあるブルーのアール。 ウォークインクローゼットと寝室を囲う壁は リノベーションならではの、お施主さんの好みとオリジナリティの象徴といえる。 この部屋のお施主さんは、長く賃貸暮らしだった。 そろそろもっと広くて明るい部屋に住みたいと思い、 新築分譲マンションなど見学に行ってみたものの、間取りや広さにピンとこなかったという。 「会社の上司に相談したら、いろいろアドバイスをくれたんですね。 ”これからはリノベーションだよ!”ってものすごくお勧めされて。 どんなものなんだろうと思って、アイ・クルールのショールームに行ってみたのがきっかけでした。」 知人と一緒に見学だけのつもりで、ふらりと「 八本松ベース」にやってきたお施主さんは衝撃を受けた。 「中古を家を買うことも、そもそも家を買うことにも、正直最初は抵抗ありました。 けどリノベーションって間取りもテイストも、自分の好きなものに囲まれて住めるって知って。 それならお金を出して買う意味があるなって思って。」 ありものを買うのではなく、自分自身の意向を反映した住まい作りという選択肢があることが 住宅購入の決め手であり、一番意味を感じることだったようだ。 「こればっかりはもう、勢いで(笑)」 中古物件購入とリノベーションを決めた。

--- STORY 2 ---

リノベーションの最大の壁は、予算。

いざ中古物件購入とリノベーションのステップに進むと、予算の壁が立ちはだかった。 アイ・クルールのリノベーションサービスでは、 物件価格とリノベーション費用を1本の住宅ローンで組むことができる。 金融機関への住宅ローンの事前審査を経て、様々な観点から資金計画を立てた結果、 お施主さんの住宅購入の総予算は、合計2500万円。 購入を決めた中古物件は、支倉町の築28年のマンション。 75㎡で販売価格が1700万だから、 諸費用を除いてリノベーション費用に充てられる費用は約600万円ほど。 一般的な相場だが、リノベーション工事価格は12〜15万円/㎡と言われている中、 75㎡の広々としたマンションを自由に間取り変更したり、デザインを施すには、 工事の範囲や規模が限られてしまうということだ。 お施主さんのリノベーションをコンサルティングしていたアイ・クルールのスタッフは言う。 「だけど僕としては、予算に負けたくなかったんですよね。 たくさんの費用をかけないと、自分の思い描く自由な家が買えないとしたら、 極端な話、リノベーションって価値がないなとすら思っていて。 予算が限られていたとしても、それも含めて自由に、工夫の余地があるからリノベーションじゃないかって。 ということで、それができる仲間を呼びました。」 予算の制限を難点ではなく魅力に変えてしまう建築家が、登場する。

--- STORY 3 ---

建築家、川上さんとの出会い。

アイ・クルールのスタッフが協力を依頼した建築家は、川上謙さん。 若手ながら特にマンションのリノベーションの経験は豊富で、これまでも様々な広さ・規模・デザインの事例を手がけてきた。 リノベーションの設計に入る前に、現況の物件と予算を聞き、快く引き受けた。 「僕自身も、ローコストのリノベーション設計にチャレンジしてみたかったので。 元々の物件の状態を見ても、全く問題ないと思いました。」と川上さん。 予算のネックを解消するために、トイレ・お風呂・洗面台等、 水周りの大幅な解体・間取り変更はせず、設備を新しくすることを前提にプランニングを考える。 使える部分、活かせる部分は残しながら、新しい住まい手に合わせた住空間に生まれ変わらせるーこれぞリノベーションの醍醐味と言える。 「ただ半分だけ残して、もう半分だけを新しく設計しても、うまくはいかないなと思っていました。 残す半分と新しくする半分の調和とバランス。ローコストだけど特徴がある家を作るために、キーになるのがお施主さんの個性やオリジナリティなんです。」

--- STORY 4 ---

希望がはっきりしてなくても、主役はお施主さん。

「私ほんと、リノベーションするとは言ったものの、ほんとこだわりとか好みとか、全然なくて。 川上さんには最初”なんでもいいですよ”ってしか言えなかったです(笑)」 そんなお施主さんに対して川上さんは、丁寧なヒアリングを繰り返した。 時には”宿題”として、次回の打ち合わせまでに、好みの部屋の雰囲気やテイストを探してきてもらうこともあったという。 また、お施主さんが元々ソファや食器棚など、輸入物のインテリアがお好きだったこともあって 持っている家具の数や総量・デザインなども細かく聞き取った。 ・室内窓を入れてもらいたい ・風が抜けるようにしたい などの断片的な要望を、間取りと予算のバランスを見ながら設計した。 「お施主さんに資料を集めてもらったら、全部青い色が強調されていることに気づいたんです。 きっと濃い青が好きなんだろうなって。それで新しく立てた壁を、青い色に塗ってしまうご提案をしました」と川上さん。 「竣工するまで本当に出来てるのか、実感ていうか想像がつかなかったんですけど、 完成した部屋に入って、ちょっと感動しちゃいました。本当に希望が叶っちゃったから。」 予算に負けないリノベーションが、中古住宅に新しい息吹を吹き込んだ。

FLOOR PLAN

間取り

BEFORE

AFTER

STAFF VOICE

担当者コメント

石垣
アイ・クルールが手がけるリノベーションの中でも、新しい挑戦でした。
お施主さんと建築家さんとの相性は、常に一番大事にしてコーディネートしていますが、今回は特に相性ピッタリだったと思います。
予算の壁を越える、素敵な一例となって僕としても嬉しいです。

川上
コストの制限がある中でいかにお客様らしさを引き出すかが課題でした。
既存の水回りの位置や部屋の間取りがそのままでもお客様が暮らしやすく過ごす事ができると思ったので、水回りの位置は変更せず設備のみの交換にする等してコストを下げていきました。
天井の一部は解体したまま。ラフな印象の中にアールの付いたブルーの壁を対比させる事で女性一人暮らしの柔らかさを表現しました。
これからリノベーションの選択肢が広がっていくような事例として期待しています。

◎コンサルティング担当/石垣&川上

物件概要
立地:仙台市青葉区支倉町
構造:鉄筋コンクリート造階建
築年数:築1年
面積:77.00㎡
間取り:2LDK+ウォークインクローゼット
居住者:1人
費用トータル:2,300万円
費用内訳:物件価格1,700万円 + リノベーション費用600万円

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